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「君たちはどう生きるか」小説と漫画の違いはどこ? 原作と映画の違いはある?

「君たちはどう生きるか」小説と漫画の違いはどこ?原作と映画の違いはある?

 

2023年7月14日、宮崎駿監督10年ぶりの長編映画が公開になります。

吉野源三郎原作の小説のタイトル

「君たちはどう生きるか」

昭和37年に刊行したこの小説のタイトルを、ジブリ映画の最新作として制作されました。

宮崎駿監督自ら、原作・脚本を手掛けています。

ということは、吉野源三郎の原作をアレンジしてるの?

と疑問が湧きますよね。

今回、ジブリ発表によればタイトルをオマージュ(敬意)して使用していますが、内容は完全オリジナル作品だということです。

オマージュ(仏)=リスペクト(英)のほうがわかりやすいかも。

小説「君たちはどう生きるか」から、作品のヒントを得ながら映画を製作したということでしょう。

小説の内容とは一線を画して、全くの宮崎駿ワールドで仕上げるというわけですね。

それでは、いったいその「君たちはどういきるか」という小説はどういうものか?

漫画化もされて、2018年には200万部という売上げで大きな話題となりました。

そのあたりにも触れながら、話題の最新作ジブリ映画について探っていきたいと思います。

題して

「君たちはどう生きるか」小説と漫画の違いはどこ?

原作と映画の違いはある?

小説と漫画の違いはどこにあるのか?

吉野源三郎原作と宮崎駿映画では、違いはあるのか?

いろんな角度から見ていきたいと思います。

「君たちはどう生きるか」に興味がある方は、ぜひ最後まで読んでみて下さい!(^^)!

 

「君たちはどう生きるか」の原作は80年前刊行!小説と漫画の違いはどこにあるのか?

昭和12年に刊行された、「君たちはどう生きるか」

小中学生に向けて書かれた小説ですが、大人が読んでも学びが多い物語です。

ぜひ一度、小説も漫画も読んでみて下さい。

どちらが受け入れやすいか、読み比べてみるのも楽しいですよ。

 

原作者:吉野源三郎について

「君たちはどう生きるか」の著者、吉野源三郎氏について紹介したいと思います。

  • 1899年東京生まれ。
  • 東京大学哲学科卒業。
  • 編集者 評論家 作家 翻訳家
  • 新潮社「日本少国民文庫」の編集主任を務める
  • 同文庫の再集配本として「君はどう生きるか」を刊行
  • 岩波文庫に入社後、雑誌「世界」初代編集長になる
  • 「岩波少年文庫」創設に尽力した
  • 1981年82歳で死去

 

原作小説の時代背景

原作は、1937年(昭和12年)東京を舞台に描かれています。

戦争へと世の中が推し進まれていく中、子供達に向けて「君たちはどう生きるか」と一石を投じた一冊です。

昭和12年に100万部を突破したというから、驚異的な数字を売り上げたことが分かります。

時代背景は変えず、漫画では現代に違和感がないようにアレンジを加えています。

たとえば、昭和12年と言えば「男児は坊主」といったイメージがあるかと思います。

漫画に描き起こす際、今の時代と大きな違和感が起きないよう現代風の普通の髪型にしていると漫画を描いた、漫画家”羽賀翔一氏”は語っています。

ディテールが細かく描かれているようですね。

 

原作の小説あらすじ

主人公のコぺル君(本名:本田潤一)は15歳の中学生。

2年前に銀行の重役だったお父さんを亡くす。

市内の邸宅から郊外のこじんまりした一軒家に、母親とお手伝いさんと引っ越し暮らし始める。

母方の弟(コぺル君の叔父さん)がその家によく遊びに来ていた。

コぺル君が日常生活で直面する様々な問題を通して、叔父さんと生き方を考え成長していく物語です。

 

前半では、叔父さんがコぺル君の心に考える言葉をとらえてノートを通して自分の頭で考えることを教えてくれます。

自分中心ではいけない。

世の中の本当の事を知らない人間になってしまう。

世界が中心であり、そしてその中から自ら学んでいく。

コペル君の経験や心の言葉から、叔父さんは学びを教えてくれるのでした。

後半になると、人間が本来どういうもういうものであるのかと本質に迫っていきます。

それでも、明確な答えはくれません。

やはり、自分の頭で考えるように問いかけていきます。

問題提起そして理解すること

コぺル君がこの物語の中で経験する事件と、叔父さんの問いかけから一つひとつ階段を昇るように学ぶのです。

そして、

自分中心の世界ではなく

世の中の誰かのためになれるよう

自分の頭で考え決断していける人間になって欲しい!

と願う叔父さんでした。

 

”コぺル君”と呼ばれる理由は哲学者”コペルニクス”から命名

原作者”吉野源三郎”らしいネーミングのつけ方ですね。

元々哲学を学んでいた著者が「哲学者コペルニクス」から命名しました。

天動説が信じられていた時代に地動説を唱えた人物です。

物語の中で、コぺル君がデパートの屋上から銀座を見渡してみたとき、

自分は分子かもしれない

とつぶやいたのです。

コぺル君の発見を知った叔父さんは、その問いに対してノートで答えてくれました。

また多いに誉めたのでした。

一連の流れから叔父さんが「コぺル君」と名付けたのです。

 

原作小説の感想・漫画との違い

全体を通して

学問 ものの見方

貧困 差別

いじめ

裏切り

勇気

消費する生産性

人として大切なこと

7つのポイントが要素として組まれている物語だと思います。

「君は何も生産していないけれど、大きなものを毎日生みだしている。

それは何だろうか?

叔父さんはコぺル君を通して、読者である私たち一人ひとりに問いただしています。

私たち自身が日々誰かのために役に立ち、喜びを感じてもらえているか?

著者”吉野源三郎”が、80年前から現代の私たちにも、問いているのです。

普遍的であるテーマをわかりやすくしたのが、漫画版なのでとても読みやすいのが売りでしょう。

根幹である原作の流れを大切にしつつ、テーマを描いた漫画なので内容はほぼ一緒です。

小説はちょっと苦手💦と思った方は、一度漫画から入るのもいいかもしれないですね。

 

きっと、宮崎駿監督も感じている

「どう生きるか」=「生きる目的とは?」

というテーマを題材として、私たちに投げかけてくるのではないでしょうか。

 

小説「君たちはどう生きるか」の漫画と宮崎駿監督の映画に違いはあるのか?

2023年7月14日、ジブリ最新作映画が公開となります。

「風立ちぬ」から10年ぶりの宮崎駿監督の脚本・監督作品です。

噂では、製作委員会を立ち上げず配給がジブリだけの℗copyrightになっているとのことです。

宮崎駿監督の覚悟が伺える作品となるのではないでしょうか。

果たして、世界のミヤザキとなりえるのか興味が湧くところです。

漫画は原作の小説を忠実に再現しつつ、現代の読者の興味を引き込むようアレンジを加えて描かれています。

果たして、宮崎駿監督の描く「君たちはどう生きるか」の映画はどのように描かれていくのでしょうか。

漫画化されたものと映画がリンクするのか、それとも全く異なるものになるのか楽しみですね。

 

小説を漫画化した理由は原作を読みやすくするため

80年前から読み継がれている名著で、素晴らしい本だと言われ続けています。

この素晴らしい本のことを、今の若い世代が”いい本だ”と認めているのです。

古臭いのでは?と考えてるほうが、かえって古臭かったんだと思います。

世代を超えて心が揺さぶられる力をこの本はもっているのではないか?

と編集元は考えたそうです。

誰もが手に取りやすい漫画にしたら、子供から大人まで幅広く読まれるんじゃないか?

という発想から構想2年かけて、ようやく「漫画 君たちはどう生きるか」が誕生しました。

この本には、普遍的なテーマにどう考えていくかヒントがたくさん詰まっています。

昔読んだことがある人から初めて読む若い人にも、ぜひ読んでもらいたい一冊です。

 

最新作ジブリは小説や漫画を基として作った映画ではない!

タイトルは同名「君たちはどう生きるか」と銘打って、ジブリ映画は全くのオリジナル脚本として宮崎駿worldで臨みます。

「どう生きるか?」=「生きる目的とは?」

といった、普遍的テーマを宮崎駿監督は描いていこうと考えているのではないでしょうか。

未だに詳細については、ジブリサイトから一切報じられていません。

どういった内容なのか、声優はだれが起用しれているのか?

とても気になるころですよね。

宣伝に関しても、一切メディアに出していません。

少し前に大盛況で盛り上がった映画「スラムダンク」が、一切メディアで宣伝せずに伏せていたのが功を奏したと言われています。

その逆宣伝方法の名前が「スラダン方式」(笑)

今回、ジブリ映画もその路線でいくのでは?と言われています。

果たして、吉と出るか凶と出るか?

 

原作小説と映画の違いはどこにあるのか?

今はまだジブリからの発表がありませんので、比較することができません。

原作の小説が伝えようとしていること、それは

  • いじめ・差別など社会問題について
  • 友達との人間関係・裏切り・勇気について
  • 消費する生産関係
  • それらの学び・学問

人としてどうあるべきか、生きる目的とはなにか?

このような教えを読者に向けて、投げかけていると思います。

映画が公開したら、追記していこうと思いますのでお楽しみに♪

まとめ

いかがでしたか?

「君たちはどう生きるか」小説と漫画の違いはどこ?

原作と映画の違いはある?

と題して、原作のあらすじなどをざっくりと紹介してきました。

大きな違いとしまして、

宮崎駿監督は今回の映画の脚本は、完全オリジナル脚本で制作しているということです。

元々ある原作を題材を起こして作っているのではない!

これだけは確かに言えることです。

2023年7月14日の公開まで、宣伝や動画で告知をすることなく進められています。

全くの秘密でいくのでしょうか?

原作と漫画の違いも80年前の背景をそのままにするのではなく、現代でも違和感なく受け入れてもらえるようアレンジしてあるということです。

まとめのポイントは

  • 人生の意味を知るには、心を動かされたことの意味を自分の頭で考える
  • 素晴らしい人間関係を築くためには、お互いを思いやりそれを喜びとする
  • 学問を学び、「生きる目的」を見出すために尽力しなげればいけない
  • 生産する人・消費する人がいて、それを区別することはできない
  • 過ちを苦しいと感じることは、正しい道に従って歩むことをしているから

と、私的にまとめさせていただきました。

参考になればうれしいです♪

小説と漫画のどちらが受け入れやすいか、ぜひ読み比べてみて下さい。

そして、ジブリ映画の公開と合わせて映画との違いがあるかどうか確かめてほしいと思います。

公開が楽しみですね♪

最後まで読んでいただきまして、ありがとうございましたヽ(^o^)丿

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うっきぃ
エンタテイメント大好き♪ いま話題になっていること 興味あることを記事にしていきます。 ぜひ一度読んでいただけたらうれしいです♪
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